2012年3月8日木曜日

なぜ将棋は男女別?

なぜ将棋は男女別?

昨夜、晩酌中の父が突然

「将棋の勝負で男女別にするのはおかしい」

と論じ始めました。

聞き流していましたが、確かにそうだなと思えてきたり…



そこで質問です。

世の中の多くのスポーツが男女別なのは何となく理解できます。

男女で体格や体力が違う、という理由で。

そういった生物的な要素を必要としない将棋はなぜ男女別ですか?



将棋はスポーツではないかもしれませんが、

私の中のイメージとしては「そろばん大会」などと同じで、知恵や経験を競うわけだから

男女一緒に勝負すべき分野ではないかと。おそらく父も…


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回答が長文になってしまいましたが、半分読めばわかると思いますのでよろしければおつきあい下さい。



ruckymhさんは現在の将棋のプロシステムについてどのくらいご存じでしょうか?

まず一つ確認しておきたいことは、女性でも日本将棋連盟正会員(いわゆる男性棋士)になれますし、女流以外のアマチュア大会への出場権もあります。

(この点をご存じの上でのご質問なら次の段落まで読み飛ばして構いません。)

プロ将棋はいわゆる男性棋士(日本将棋連盟正会員・以下正会員)と女流棋士に分かれていて、女流棋士には女性しかなれないだけで、正会員には誰でもなれます。

ただし、現時点で正会員の資格を得た女性はいません。

無論試験は男女平等に行われています。

つまり将棋は男女別にしていると言うより、女性にのみやや低い棋力でもプロとなる権利や一部の大会の出場権が与えられているということになります。



ではなぜ、女性にだけ優遇措置が加えられているのかと言いますと、やはり実際問題として女性の方が弱い、もしくは競技人口の絶対数が少ないという事実があるためです。

過去において女性は将棋を指さなかった伝統があり、その名残でこのような事態が続いているのだと思います。

(脳の構造上女性は不利という説もあるが、結論が出ていないためここでは除外)

将来的にはともかく、女性トップが男性トップを上回っておらず、競技人口の少ない現状においては、女性にある程度の優遇措置を与え、女性への将棋普及を促した方がいいと思います。



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男女一緒にした結果、女性のプロ棋士が誕生しない



だから、女性棋士普及のために女性枠を儲けてる





プロの試験は男女公平だけど女性は試験に受かったことがない

女流枠を廃止すると、プロの対局は全て男性のみになるんだ


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将棋のプロになるには奨励会と呼ばれる機関でランクを上げていかなければなりません。

アマチュア5段で奨励会6級程度と言われるハイレベルな組織で、入会すら困難です。(試験で現役会員と五分以上の成績が必要)

この中で対戦を繰り返し、地道に昇級を繰り返して、最終的に3段リーグで上位2名に入って初めてプロの四段となれるのです。

実は奨励会からプロへの道に男女の別を設けてはいません。

女性は最高で奨励会初段止まりというのが現実であり、そのため女流棋士は正式なプロ棋士として扱われていません。

男女一緒に勝負した結果、女性は淘汰されてしまったのです。

おまけのような形で女流棋士が存在しているのは、一般への普及のための宣伝の意味合いが強いと思われます。

それでもプロの公式戦で女流の出場枠が作られ、男性プロ棋士と対戦して勝つことが珍しくはなくなってきています。

とは言え、生計を立てることが困難な女流の地位向上には、正式に奨励会を突破して四段となる実力を持った人の出現を待たねばならないでしょう。


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たしか、女性は、脳の構造のために、この手の事が、不得手と聞いた気が。

そう言う理由で、女性が日の目を見るために、別にしたのかと。

棋士150位(女性)よりは、女流棋士10位の方が、目立つし、比べるのも、なんだしね。



ルービックキューブなんかも、指の力もあるかもしれませんが、世界大会だと、女性は男女混合だと、100位以下だったと思います。

まぁ、競技人口とかもあるのかも、しれませんが、女性の脳は、いわゆる地図を読みにくいんですよ。

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