2012年3月20日火曜日

将棋の指了図で……

将棋の指了図で……

朝日新聞の将棋の欄で 指了図をみて思ったのですが、



将棋って“詰んで終わり”というわけではないのですか?





私はてっきり、王や玉がどこに動いても



相手に次の一手でとられてしまう……ということで



対局終了だと思ってたのですが、



いつも新聞では



まだ王や玉の動く位置はたくさんあるように見えます。



それか 棋士の人は先の先までよんで



勝つ見込みがないとわかっているのでしょうか??



ずっと疑問だったので



どなたか解決お願いします!!!





お礼は250枚差し上げます!!


|||



はじめに、新聞にある「指了図」というのは、棋譜を数日に分けて記載する時に、

『その日に掲載した分の棋譜の最後の手』を指した時の図、なので、

その局面で勝負がついているわけではありません。

決着がついたときは「投了図」となります。

ですので、質問者の言う「指了図」=「投了図」であると解釈して話を進めます。



プロの将棋で「詰み」まで指す、ということはほとんどありません。

かの羽生名人が1手頓死を喰らった(「詰み」の局面が投了図となった)、なんてこともありましたが、

これは例外中の例外と言えるでしょう。



「詰み」まで指さない、と言っても、事実上詰みの局面(あと2手で詰みとか)まで行くこともあれば、

囲いが無傷なのに投了、なんてこともあります。



基本的に(?)秒読みが30秒の将棋(NHK杯やJT日本シリーズなど)ではうっかりによる大逆転が起き易い?ので、

誰が見ても勝敗が決したとわかるところ=詰みの直前まで指す

(一度NHK杯で「詰み」まで指した対局を見たことがありますが…)事が多いです。



ですが、基本的に詰みの直前まで指す、というのはあまりありません。

と言うのも、大半のプロ棋士は勝敗はもとより「形」も重視します。

タイトル戦やA級などの格式の高い棋戦では特に。

あまりに形勢に大差のついてしまった将棋(「棋譜を汚す」という言い方をするみたいです)はプロ棋士にふさわしくない、と考えて、

逆転の見込みがないと読んだら(タイトル戦や順位戦は持ち時間が多いので、深く読み下げることができる)

比較的綺麗な(?)局面で投了してしまうようです。

前述のような短時間の将棋でも、あまりに形勢差がついてしまった場合には早い投了もたまにあります。



もちろん絶対無い、というわけではなく、両者持ち時間を使いきり、かつ1手違いの攻防戦ともなれば、

ギリギリまで攻め、受けて、結果的に詰みの直前まで行ってしまう、ということも時にはあります。



似たようなものとして「形作り」というのもあり、ほぼ受けなしの形からとりあえず(?)「詰めろ」をかけて、

「1手違い(っぽい盤面)」を作る、というのもあります。

これには、「(こちらの玉を)詰まし損ねたらこっちが詰ますぞ」的な脅し(?)の要素もちょっとはあるでしょう。



言い方を変えると、「詰み」の局面は形勢差がもっともついている状態、つまり「100:0」の状態と言えるので、

これはあまりにみっともない=プロの将棋としてふさわしくない、と考えているのでしょう。

だから、プロの将棋は「詰んで終わり」にはならないのです(多分…)。



|||



プロまで行かなくても,ある程度強いアマチュアであれば,もう勝ち目のなくなった局面は判断できます。特に,あとは並べ詰め(手数はかかっても難しいところがなく,常識的な手をさしていけば詰むこと)だとわかった時点で投了するのが棋士のたしなみです。

別に王の頭に金が乗るまで(つまり完全に詰むまで)指していてもいいんですけど,やはり,そこまであがくのはみっともないという感性が共有されています。



もっとも将棋指しの中にもいろいろなタイプがいて,まだ難しい変化がある場合は相手の間違いに賭けるタイプと,まだ相手が間違える可能性があっても,自分で負けだと認めた時点で投了するタイプがいます。


|||



将棋はプロアマ問わず、『詰み』あるいは『投了』により、勝負が決します。



投了の場合はどこで負けを宣言するかは、個人により様々でしょう。自玉の詰みはなく、囲いもしっかりしていても、攻められず防戦一方で、相手の力量を考え、逆転は無いと判断されたとき、それは投了するべきです。なぜなら、将棋は勝つことを目標に競い合うゲームだからです。

極端な例で言うと、自玉の駒は、王だけでそれ以外は相手に取られた局面で、詰みはないから負けを認めないのは、それはもはや、将棋というゲームではありません。



プロの対局の場合、詰みは無いのに投了する事があるのをよく見かけます。詰みは無くても決定的な差がついた事が見えれば、疑問に思わなくなりますよ。


|||



玉が逃げられないようになったとき以外にも

勝つ見込みがないとき、例えば

自分の玉が詰むことが確定したとき

相手の攻めを受けきれないとき

攻防に必要な駒を相手にほとんど取られたとき

相手の受けが強くて一連の攻めが続かなくなったとき

攻め合いで相手より早く玉を詰ますことができないとき

watxxxradさんの言っていることで正しいと思います



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B

を見ると詳しいことがわかります

0 件のコメント:

コメントを投稿