2012年3月18日日曜日

香車の車って何?

香車の車って何?

将棋の駒の質問です。


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コラム9 日本将棋によれば、「日本将棋の駒の名前は中国・朝鮮の将棋と大きく異なり、全て漢字1文字の大陸駒に対して、日本は駒の本来的な性格を示すとされる「将・馬・車」の上に、「玉・金・銀・桂・香」の文字が飾られています。一般的にこれは五宝を示すと言われています。その五宝というのは、佛教に出てくる「五宝・七宝」というものを指しています。具体的には、釈迦の仏舎利を、寺院建築の際に五重塔みたいなものの心礎に安置し、丁重に祭ることがあったみたいです。その仏舎利を奉納するときの入れ物として、前述の五宝をもとに、中心から金・銀・銅・鉄…と順に大きな入れ物に入れていき、大切に奉納するのが当時のやり方だったそうです。法隆寺の五重塔心礎に祭られた仏舎利容器には、瑠璃製舎利瓶・金製容器・銀製容器・銅製の容器が二重、となっていて、そのうちの外側三層の間に、香木や珠玉が詰められていたそうです。また、佛教の儀式にお香は欠かせません。そのことから、金銀の外側に配置する形で、桂馬・香車が名づけられたのではと考えられています。」とのことです。

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