2012年2月23日木曜日

日本将棋の駒の意味について教えてください。

日本将棋の駒の意味について教えてください。

今私は将棋について調べているのですが、日本将棋の駒の意味がよくわかりません。例えば王はどんな意味を持っているかとかそういうことです。

だから知っていることを教えていただけると光栄です。


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先の解答が微妙に異なるため捕捉。



将棋駒の起源はインドのチャトランガの編成(将・象・馬・車・兵)である。これにシルクロードなどの伝来経路上で仏教の五宝を示しているといわれる玉・金・銀・桂・香の文字を重ねたものとされている。すなわち、





玉将、金将、銀将はたま、こがね、しろがねなどの金銀財宝。それに盤上を戦場に喩え、指揮官たる将帥の語彙を宛てた。



桂、香は香辛料ではなく香木。それに盤上を戦場に喩え、馬、車などの兵器的な語彙を宛てた。





歩はそのまま戦場の末端を形成する歩兵。





成り駒はそれぞれの駒に接頭語として成りとつけたのが基本。その表記はくずした字体で表されることが多く成桂を圭と表記するのはその例。



飛車に角行は初期の平安時代の将棋にはない駒で、平安大将棋などのルールやゲーム性を改良淘汰される過程で成立したもの。平安大将棋には銅将・鉄将・横行・猛虎・飛龍・奔車・注人という駒があり、これが鎌倉時代の将棋では飛車や角行にシェイプアップされた。飛車の成り駒の竜王、角行の成り駒の龍馬は聖獣の名前を採用し麒麟などの駒のあった大将棋の駒の名残。



当時は持ち駒の概念がなく、ゲームとしての面白さと深みは駒の種類と数に比例する傾向にあった。それが持ち駒の再利用という革新により編成の簡略という流れが生まれ、安土桃山時代にはほぼ現在の本将棋の形に落ち着いた。





歩兵の成り駒のと金だけには

・「止」の字を略して「と」と表示した

・「金」を崩した文字が「と」である

・「金」と同じ読みの「今」を崩した文字である

・登金の略字である

というような諸説がある。





最後に、王将は表記や解説上の都合から玉将との差違を図るために生まれた駒で歴史・文化的な由来とは無縁。



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駒は財宝を模したものだと言われています。

金や銀は宝物で価値の高いものでした。王は玉で玉というのは最も価値の高いものでした。珠玉という言葉もあるぐらいです。

桂、香は当時価値が高かった香辛料から来ていると聞いたことがあります。

飛車は飛ぶ車?角は角に行く?からついたのかと思います。

龍王や龍馬は伝説上の生きもの龍から来ています。


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将棋の駒の玉、金、銀、桂、香は、昔の王族の宝物だったそうです。



他に金属の銅将、鉄将もありましたが現在のように簡素化されました。



のちに、小駒だけでは千日手や玉が詰まない将棋が多くなってきたため、チェスに倣い飛車、角行が付け加えられました。



よって飛車角は宝物とは関係ありません。

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